SoftEther VPN ClientをLinuxで使う
“SoftEther VPN Linux”で検索すると、Serverを建てる話題が多くて、LinuxでClientを利用するという話題が少ない気がするので、自分のメモ代わりに記録を残しておく。一応、 CentOS6.3にPacketix Clientをインストールする | Memorandum recordが無いことはないが。
既にmake
してアカウントの設定が終わっている状態を想定して、接続をするところからroute
コマンドでルーティングを書き換えるところまでを書く。IPv4限定、Fedora20を使用。
日常行うコマンドの列挙である。
多分もっといい方法があるとは思うのだが、個人的には動けばいいと思っている。
1. vpnclientを起動する
make
したフォルダに移動して
% sudo ./vpnclient start
2. アカウントの接続をする
% ./vpncmd localhost /CLIENT /CMD AccountConnect (アカウント名)
3. VPNサーバーへのアクセスを既存の回線を利用するようにする
予めサーバーのIPアドレスを調べておく。以下ではそれが100.100.100.100
であったとする。また、route
コマンドでデフォルトゲートウェイと、対応するインターフェースを調べておく。例えば192.168.0.254
とem1
だったとする。この時、次のように入力して、VPNサーバーへのアクセスは既存の回線で行うようにする。
% sudo route add 100.100.100.100 gw 192.168.0.254 em1
4. 残りのアクセスをVPNに割り振る
なんかdhclientを動かせば、勝手にデフォルトゲートウェイを設定してくれちゃったりするので、それを利用する。VPN用のインターフェースがvpn_vpn
だったら、
% sudo dhclient vpn_vpn
でなんかうまく行った。
今回はこれでうまく行った。メトリックの設定は勝手に良い感じになってくれるので気にしない。VPNサーバーのIPが変わったりすると接続できなくなるんだろうが、自分の用途ではそれほど長くアクセスはしないので問題ないと踏んでいる。